呉宓(1894-1981)
著名な学者、陝西涇陽人。中国近代の著名詩人、著名紅学家(紅楼夢研究家)。古今東西に通じた有名な学者で、中国における比較文学の先駆者。
呉宓は1894年8月20日涇陽県嵯峨山下蒋路郷安呉堡村に生まれ、幼時期、陝西三原宏道書斎で学び、後に北京清華大学に入学した。1917年アメリカへ留学、ハーバード大学文学士、文学修士学位を取得し帰国し、国立東南大学、東北大学、清華大学、西南連合大学、四川大学、燕京大学、西南師範学院などで教鞭をとりました。
1920年呉宓は『留美学生季刊(アメリカ駐在学生季刊)』に「記新文化運動」、「中国新旧説」の二つの文章を発表し、国内学会に「比較文学」の概念を初めて紹介した。1921年清華大学に「中西詩の比較研究」という授業が設けられ、比較文学が中国高等教育に受け入れらました。比較文学の方法で『紅楼夢』を研究し、ヨーロッパ文学の講義を行いました。「比較文学」学科を創立して、第一世代の比較文学の研究人材を育成しました。
1922年呉宓は東南大学で梅光迪、柳詒徴とともに『学衡』という雑誌を創刊し、学衡派を創立しました。「中国の新と旧」「論新文化運動」などの論文を書き、新体自由詩を批判し、中国文化遺産の本来価値の維持を主張しました。1935年『呉宓詩集』を出版し、991詩作、25詞(2000以上の詩が未公開)を収め、多作な詩人の一人です。『呉宓詩文集』『空軒詩話』などの著作があります。
文革期間、呉宓は「現行反革命分子」として迫害を受け障害を負いました。1978年1月17日故郷で逝去し、同年7月名誉を回復しました。1990年7月「呉宓誕生95周年記念及び国際学術検討会」が西安で開催され、陝西省呉宓研究会が成立し、『呉宓評伝』『記念呉宓先生論文集』『呉宓詩文選集』が出版されました。涇陽県政協からも『呉宓特集』が出版されました。